縞紬の銀杏柄を指定した晴雨兼用傘のオーダーメイドをいただいていました。
今回のお客様はハンドルを自作して支給されるということで、ちょっと迷いましたが、手元屋さんと相談して、折傘の畳んだ時の際にダボを包むようにしてハンドルがたためて止まる際の形状をお教えして、その部分だけを決まりのサイズで、それ以外自由に作っていただきました。
写真のようにインコの姿をしたハンドルを作られて送ってこられました。
お話を聞くとハンドルは特別に依頼してオリジナルで作っていただけるところがあるそうです。
神奈川県にあるという『わきたけいこ木彫りの世界』というところです。
今回の木彫りもこの先生のところのホームページに載っているそうです。
ハンドルはその後手元屋さんに送って、傘につける部分のところにねじ式の金具を埋め込んでいただき、傘につけることができるようになりました。
傘はカーボン骨を使った55cm の大判の折傘です。
生地には撥水防水加工とUV加工をしてあるので、晴雨兼用傘になります。
お客様も少し時間がかかりましたが、お待ちいただいた分かなり満足していただけたようで、喜びのメールを読んでホッとしました。
今回のハンドルをオリジナルで作られる工房も教えていただき、また一度折傘用を作っていただいているので、次からは傘に取り付ける部分のサイズがわかっているのやりやすいのではないかと思います。
傘はまだまだ色々と特色を作れる部分があるので、自分だけのオリジナルな傘を考えて提案していただければ、可能な限りはお手伝いしたいと思っています。
でも、頭はやらかくても手がついていけないことは申し訳ないのですが、断ってしまうことも多々あると思います。
先日の雨音が綺麗に聞こえる傘や、まだ他に課題のある傘づくりも控えていて出来上がり次第サイトの載せていきます。
次は、これはかなり難題だったのですが、昭和初期もしくは大正時代かも?という 16本骨の日傘の張替えです。
色々仲間内からヒントをもらって張り替えることができました。
それから日本製の1級遮光生地の見本が入ってきて、これも次に紹介しますね。
この夏に向けて間に合えばいくつか傘を作ってみたいと思っています。
あと!雨音の出る傘も挑戦して新しい傘を作ってみようと思っています。
これからも、極めた傘を作っていきますので是非ほしいものリクエストをください。
よろしくお願いします。
ぷらすにこ傘工房